「スキンケアをちゃんとすれば、アトピー肌でもきれいになるはず」
そんな思い込みをしていた時期が、僕にもありました。でも今はこう思っています。まずは皮膚科へ行って、医師と一緒に肌の状態を確認することがいちばん大事。どんなにやさしいスキンケア商品を選んだとしても、根本的な原因や症状に合っていなければ、意味がないんです。

この記事では、アトピー傾向のある僕が、皮膚科に相談しながら見直したスキンケア習慣や気づきを、実体験ベースで紹介していきます。
アトピー肌って、どんな状態?
皮膚科で聞いた話を簡単にまとめると、アトピー性皮膚炎というのは「肌のバリア機能が弱くなっている状態」。つまり、
- 外部刺激(乾燥、汗、紫外線、摩擦など)に弱い
- ちょっとしたことでも赤み・かゆみ・炎症が出る
- 肌が水分を保持しづらく、乾燥しやすい
という特徴があります。
つまり、「普通の肌向けのスキンケア」が刺激になってしまうこともあるということ。
ぼくも昔、口コミで評価の高かった美容液を使ってみたら、顔全体が真っ赤に。ただれてしまったことがあります。
まず最初にやるべきは、皮膚科に行くこと
これ、本当に大事。スキンケアより先に、まずは皮膚科で自分の肌の状態を診てもらう。
ぼくの場合も、自己判断でいろいろ試しては悪化→やめる→また別のものを試す……という悪循環にハマってました。
でも皮膚科に行ったことで、
- ステロイドの適切な使い方
- 日常の洗顔・保湿の見直しポイント
- アレルギー検査による刺激の把握
など、具体的な指針がもらえました。
市販のスキンケアでは限界がある。肌に合わないものを「やさしそうだから」と使い続けることの怖さを、身をもって学びました。
皮膚科と相談したうえで、ぼくが見直したスキンケア習慣
皮膚科に通いながら、日常のスキンケアも見直しました。医師のアドバイスをベースに、自分の肌と相談しながら取り入れたのがこちら:
1. 洗顔は1日1〜2回まで
乾燥が強いときは、朝はぬるま湯だけにして、夜だけ洗顔料を使うように。
2. 洗顔料は無添加・低刺激に
アルコール、メントール、香料など刺激になりやすい成分は避けました。「敏感肌用」「アトピーの人向け」と書かれたものでも、最初は少量でパッチテスト的に使うようにしました。
3. 保湿はとにかく“すぐ・たっぷり”
洗顔や入浴のあとは、5分以内に保湿。皮膚科で処方された保湿剤(ヒルドイドなど)を使うことが多いですが、市販のワセリンも重宝してます。
4. ステロイドは“怖がらずに正しく使う”
自己判断でやめたり、勝手に量を減らしたりするのが一番よくないと皮膚科で学びました。炎症がひどいときは、短期集中でステロイドを使い、落ち着いたら保湿メインに切り替える。これを守るだけで、かなり楽になります。
「無添加=安心」とは限らない
スキンケア初心者のころ、よく「オーガニック」「天然成分配合」「無添加」に飛びついてました。でも、アトピー肌にとってはそれだけで安全とは言いきれません。
たとえば、植物エキス系の成分って実はアレルギーを起こしやすいこともあるらしく、皮膚科でも注意を受けました。
結局のところ、「肌に合うかどうか」は人によって違う。だからこそ、自分の判断だけでなく、医師と相談しながら進めることがすごく大事なんです。
まとめ:アトピー肌こそ“やさしさ重視”、でも独りで悩まない
アトピー肌は、少しの刺激が大きなダメージになることがあります。
スキンケアは確かに大切。でも、本当に大切なのは「医師と相談しながら、自分に合った方法を見つけていくこと」だと思います。
ネットで得た情報や、人気ランキングの商品を試す前に、まずは皮膚科へ行ってみてください。
ぼく自身、それだけでスキンケアの迷子から脱出できたから。
※この記事は筆者の実体験をもとにしたものであり、すべての方に当てはまるとは限りません。肌に異常が出た場合は、必ず医師の診察を受けることをおすすめします。
コメント